2011年7月アーカイブ

2011年7月22日

普及するか?省エネ住宅

ここ最近、特に震災以降は企業だけにとどまらず、一般家庭においても省エネに関する関心が集まっていますよね。そういう弊社も省エネと言うか現場作業環境の改善で工場の屋根に断熱塗料を塗りました。実際現場では2?5度程度気温が下がっており、社員さんなどから涼しくなったと言う声を頂いております。
そんな中、大和ハウス工業、パナソニックなど各社が省エネ・創エネ住宅、オフィスの企画販売を開始しました。

大和ハウス工業は、7月19日より、CO2排出量を最大約50%削減可能な環境配慮型のオフィス「D's SMART OFFICE(ディーズ スマート オフィス)」を発売する。
本オフィスでは、自然の力を活かす「パッシブコントロール」や創エネ・省エネ・蓄エネを行う「アクティブコントロール」、それらを適正に制御する「スマートマネジメント」を組み合わせることにより、同社従来建築と比べて最大約50%のCO2排出量を削減できる。
ラインナップはCO2排出量を最大約30%削減できる「ベーシックグレード」と、最大約50%削減できる「エクストラグレード」の環境性能が異なる2つのグレードを設定した。「エクストラグレード」300坪の場合、建物本体価格3.3?当たり50万円台から(税込み)。
「パッシブコントロール」では、外張り断熱通気外壁や、太陽光発電パネルや壁面緑化等の環境アイテムを設置できる多機能タイプの外装フレーム、高断熱複層 ガラスを採用。「アクティブコントロール」では、「エクストラグレード」で太陽光発電システムを標準採用したほか、高効率空調機・全熱交換器をはじめ、高 効率なHf蛍光灯やLED照明、室内照明(アンビエント照明)と作業用照明(タスク照明)を活用したタスク・アンビエント照明を導入した。
「スマートマネジメント」では、BEMSを利用して、エネルギーを最適に制御・見える化し、消費電力のムダを解消する。また、本製品では、万一の自然災害 や計画停電等に備えて、電力供給がストップした際、非常用電源のみに電気を供給できる防災型対応の太陽光蓄電システムを提案する。
太陽光発電(10kW)、蓄電池(10kWh)のシステムを導入した場合、停電・災害時に約8時間、建物への電気の供給が可能だという。 同社では、法人の顧客向けの建築物について、2020年までに環境負荷「0(ゼロ)」(運用時のCO2排出量をゼロ)を目指す新たなプロジェクト「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」をスタートする。本商品は、その第一弾となる。

続いてパナソニックは、同社が推進する「家まるごと」エコロジー提案について、実際の住宅で体験できる「エコイエ モデルハウス」を門真本社構内に建設し、4月1日から公開を開始した。
「エコイエ」は、独自の耐震住宅工法「テクノストラクチャー」に外張り断熱工法や省エネ、創エネ設備を搭載し、CO2削減を徹底的に追及した提案型住宅として同社が開発したもので、全国375社のパナソニックビルダーズグループ加盟店(PB店)によって販売されている。
「エコイエ モデルハウス」は、パナソニックグループの省エネ・創エネ・見える化設備をフル搭載した、実際に販売が可能なプランの「省エネ・創エネハウス」となっている。
外張り断熱・充填断熱工法を併用し断熱性を高めたほか、住設から電材、給湯設備・家電製品に至るまで省エネ設備を採用。創エネ設備としては、太陽光発電システム「HIT」を6.235kW分搭載した。
また、家の中の電気使用量を確認できる「ECOマネシステム」などの「見える化」設備を導入しており、間取りや開口部などには自然の力を生かした工夫が施されている。
これらの特長により、1990年の構造・製品を想定した住宅と比較して、水道光熱費を年間約54万5,000円、CO2排出量を年間約8,200kg、削減できると試算している。
「エコイエ」は、2009年11月に国土交通省の「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」として採択され、補助金の対象となっている。
パナソニックに関しては販売はまだですが、モデルハウスの公開を実施しております。

両社ともに書いている電力使用量の「見える化」についてですが、実際どの程度のレベルで見れるかと言う事が一番のポイントだと感じます。弊社でも電力の見える化は実施しておりますが、デマンドを計測することが一番の目的の為、最終的には電気基本料を節約する事です。
しかし節電、省エネを推進しようとすると、各機械ごとの電力消費がタイムリーに分からないと節電にはつながりにくいと思います。
ある大学では任天堂のWiiを使用して各家電の消費電力を表示するソフトを開発しているそうです。この様なソフト、またはシステムが完成すれば、待機電力やエアコンの温度設定による省エネなどすべて把握することが出来ますし、健康に影響を与えるような無理な節電をせずに済むのでは無いのでしょうか?ちょうどパナソニック本社は車で30分の場所にあるので一度行ってみようと思います。


2011年7月20日

新たなクリーンエネルギー!?

先日環境関係のニュースを検索していると、興味のある記事がありました。
この数年、環境展に見に行っても省エネ関係のブースは盛り上がっておりますが、処理に関する新たな技術などは出ていません。これは廃棄物処理業が転換期を超え、成熟期に達した事を表していると考えておりました。
しかし、今でも日本に無いような発想の技術開発が海外では進んでいるみたいですね。
以下、記事を転記します。

福島原発の事故が起き、世界でエネルギー政策の転換が問われる中、先週イギリスのカノックという町にこれからの主流となりうるかもしれない新しいタイプの発電所が登場した。
その発電所とは、廃棄された食物から電気を得るゴミ発電所。これはイギリスの廃棄物処理業者の大手Biffa社が2400万ポンド(約31億円)を費やし建てたもので、12万トンのゴミから6メガワット(6000世帯に24時間電気を供給できるだけの量)発電できるようになっている。
発電の仕組みはというと、まず回収された廃棄食物をペースト状にドロドロにし、殺菌 する。そしてそれを巨大な無酸素タンクに送り、混ぜる。するとタンク内にいる微生物の消化によりメタンガスが発生するので、それを利用して発電するという わけだ。
このメタンガスは、イギリスの電力会社「National Grid」に直接ポンプで送られる場合もあるとのこと。またメタンガスを発生させた後の残余物には、様々な栄養素が豊富に含まれており、肥料としても使うことができる。そして、ゴミ発電の利点はこれだけ に収まらず、企業はゴミ処理に関してイギリス議会から補助金をもらうこともできる。つまり、いろんなおいしい要素を持った新興産業だということだ。
現在この発電所で使われているゴミのほとんどは、地元のレストランやナイトクラブから来ており、将来的には各家庭から出されるゴミを使って発電していく予定である。今回のゴミ発電所を建てたBiffaの最高経営責任者イアン・ウェイクリン氏は、今後の発電所計画について次のように語った。
「私はせっかちなのです。今後数年間でこのような大規模な発電所がロンドン、そして北東部、南西部、西部に建設されていくことを望んでいます。これはゴミの未来なのです。埋立ゴミ処理地に送られるはずのゴミを、産業的にとても価値あるものに作り変えているのです」
現在イギリスの環境省は、ゴミ発電産業はあと10年以内に約100万世帯分の電気を生み出せるまでに成長すると予想しており、また専門家の中には、これは海外からの輸入ガスへの依存を減らし、国内のガス価格を下げると主張している者もいる。
しかし、ゴミ発電所建設には「廃棄物運搬により、交通問題を引き起こす」や「野生生物に害を与える」など様々な批判が寄せられており、これに対して 関係者は「発電所は森の奥にあり、また密封されたコンテナ内で処理を行っているので、臭いは最小限に抑えられている」と反論している。
今後のエネルギー産業に大きな影響を与えうる今回のゴミ発電所。今後これが世界に広まっていき、やがて日本で目にする日もそう遠くはないのかもしれない。


単純にガス化、混練、液肥化などの処理をミックスした処理方法ですが、原料化した後のゴミまで再利用できると言う点は素晴らしいと思います。しかしながら、イギリス事情は分かりませんが、日本国内では肥料の使用量(出口)を確保するのは至難の業ですよね。農家さんが肥料を変えると言う事は、一年間、最悪の場合3年の生活を不意にする可能性がある訳ですから。
またイギリス議会の補助金があるという点でも大きなポイントだと思います。日本では民間企業の排出事業者に対する補助金は無いはずなので、国の政策として本当に素晴らしい処理をしていると認定された企業には補助金を出し続け、処理コストを落とし、その技術が広まるような事を政策として実施して頂ければ、環境技術のみではなく国民の環境意識は上がるのではないかなと考えております。
 



2011年7月 5日

メカニカルリサイクル

先日、日経エコロジーの記事で気になる記事を野田部長より教えていただき、目を通しました。ケミカルリサイクルとは他のメカニカルリサイクル(マテリアルリサイクル)と呼ばれる手法で再生PET樹脂をボトルに使う試みがされている様です。以下記事抜粋します。

サントリーはペットボトルに再生材を本格的に利用し始めた。一部の容器の90%に使い、化石資源節約への貢献を訴求する。ペットボトルの原料に再生材を90%使用した「サントリーウーロン茶」。再生材の使用量は全社で年間約2万tになる見通しだ。
サントリーグループの食品会社であるサントリー食品インターナショナルがこの5月から、榛名工場で生産する「サントリーウーロン茶」の2Lペットボトルに導入した。年内に480万ケース(2880万本)を販売する計画だ。全社で約10万t使うペットボトル原料の約2割を再生材に切り替える。ペットボトルの軽量化との両輪で持続可能な社会に貢献する姿勢をアピールする。人間が口にする飲料用ペットボトルに再生材を使用していることを公表する企業は珍しい。従来は、消費者に嫌がられるのを懸念し、利用を避ける飲料メーカーが大半だった。サントリーは再生材の導入に当たって消費者調査を実施。再生ペットボトルに対する抵抗感は、再生材の使用で先行するビンやカンと比較して大きな差がなかった。衛生面など品質を徹底的に検証し、「安全・安心」を確保できたことと合わせて導入を決断した。再利用の手法として取り入れたのが、「メカニカルリサイクル」。選別・回収した使用済みペットボトルを粉砕、異物を除去し、アルカリで洗浄。その 後、高温の真空状態にすることで吸着した化学物質などを取り除き、高分子の樹脂に再生する。リサイクル事業者の協栄産業(栃木県小山市)と共同で仕組みを 構築した。得られた再生樹脂を原料の50%に使う。使用量は年間1万tを見込む。コストはバージン(新品)材と同等に抑えられるという。サントリービジネス エキスパートSCM本部新包材技術開発推進部の岸重信課長は、「日本の自治体ルートで回収する使用済みペットボトルは品質が良かったので50%使えた」と 話す。メカニカルリサイクルの導入に先立ち、昨年から「ケミカルリサイクル」による再生材を使用し始めた。東洋製罐グループのペットリファインテクノロ ジー(川崎市)から年間約1万tを調達する。ケミカルリサイクルは、使用済みペットボトルを化学的に分解・合成し、低分子の樹脂原料に再生する手法。石油 から製造する原料と同等の純度を得られる反面、メカニカルリサイクルに比べてコストが高いといわれる。ケミカルリサイクルによる再生材をペットボトル原料の40%に使用。メカニカルリサイクルと合わせて原料の90%を再生材で賄う。CO2排出量を約60%削減できるという。

サントリーは2つの方法で使用済みペットボトルを再利用
メカニカルリサイクル.jpg
使用済みペットボトルを化学的に分解・合成するケミカルリサイクルと、高温・減圧下で不純物を除去するメカニカルリサイクルの2つの方法を併用し、新品のペットボトルの90%に再生材を使用する来年から「伊右衛門」の2Lペットボトルにも展開する予定。同じ2Lペットボトルを使用する「DAKARA(ダカラ)」「ビタミンウォーター」への導入も検討中である。日本コカ・コーラなど競合他社は植物由来ペットボトルを導入して環境への配慮を訴求している。東日本大震災の影響で消費者の環境意識は高まっており、再生ペットボトルが市民権を得る可能性がある。
 
と言うものです。記事の中にもあるように処理の方法はマテリアルリサイクルと変わりません。現在も国内・海外問わずメカニカルリサイクルの手順を踏んで、繊維やPETシートなどの再生商品として使用されてきました。再生用途がボトルかそうでないかだけの差です。
PETボトルに関しては人が直接口を付けて飲む場合が多いため、再生原料を使用したボトルはメーカーが使いたがりませんでした。また食品衛生法と言う法律の問題もあります。現在の食衛法では基準が全くないため、メーカーに任せるしかありません。その分メーカーはトラブルに関わる案件は責任が大きい為、推進しないのだと考えます。
また、海外ではゴミ袋が再生樹脂を使用したゴミ袋が当たり前のように売れています。しかし日本では見た目が悪い(黒っぽい色、少量の斑点模様の異物混入)ため店頭に並んだとしても一切売れないと思います。ゴミを捨てるための袋なのに、バージン原料を使用しているものしか売れない日本は品質に厳しすぎるのではないかと思います。しかし、これを機に日本人の商品品質に対する異常なまでの考え方を少しでも気づいて頂き、(物にもよりますが)必要以上の品質要求をしないようにしていけば、特に中小企業の産業も活性化し、グローバルな競争力も今よりは改善されると思います。
また日本のみならず地球規模で地球環境の負荷軽減、省エネにつながる事にもなります。もう一度皆様の身の回りの物を見直して、再生原料で使用できるものが無いか、見た目は悪くても品質に影響がでない物が無いか、調べてみてはいかがでしょうか?


2011年7月 4日

放射線で光る樹脂

先日ネットでニュースを見ていた時に、気になるニュースがありました。
以下、asahi.comからの抜粋です。
TKY201106290738.jpgペットボトルの素材を使って、放射線が当たると青く光る新しいプラスチック樹脂を開発することに、京都大や放射線医学総合研究所などのグループが成功し た。放射線検出器のセンサーに使われている従来の樹脂に比べ、費用は10分の1ほど。安価な検出器の開発が期待できるという。29日、欧州物理学会の速報 誌電子版に掲載された。
京大原子炉実験所の中村秀仁助教らのグループは昨年、ペットボトル樹脂に放射線を当てると光が出ることを突き止めた。しかし、発する光の量が少ないという弱点があった。
グループは帝人化成とともに、樹脂に含まれる炭素と水素、酸素の割合を変えながら性質を分析し、これまで放射線検出器に使われているものと同等以上の能力を持つ樹脂を合成した。

上記に書かれているとおり元の材質はPETボトル樹脂です。弊社は年間数千トンのPETボトルを選別・原料化しております。それ以外にもポリエチレン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂など多数の樹脂を選別・原料化しております。
皆さんご存知だとは思いますが、樹脂にはポリエチレンの中にも多数の種類があり、結合を強めて高密度にしているものや、硬度は高いけど裂けやすい樹脂だとか本当に様々な樹脂がございます。またこれらの多品種の樹脂は同じポリエチレンでもリサイクル時に重要な融点が変化します。と言う事は使用する商品の用途に応じて制作される新しい樹脂は別物として扱わなければならず、同一の樹脂に戻ることはむづかしいのが現状です。今回のこちらのPET樹脂も炭素、水素、酸素の割合が変わっていると言う事なのでリサイクルするまでの工程がきっと今までの様には出来ないのだろうなぁと考えております。
ただこちらの樹脂は現在最も重要な放射線に関する技術なのでドンドン進めていただきたいと思います。しかし製造側の都合(加工のしやすさ、装飾)などで新しい樹脂を作られるたり、一つの製品で複数樹脂を使われるとリサイクル側で困ってしまいます。もう少し再生がしやすい様に一つの製品は単一樹脂で製造するなどと言った出口側の意見も聞き入れてくれれば本当の意味での省エネや、環境にやさしい商品になると常日頃から感じております。

日本国内にとどまらず、世界的に放射線に関して関心が高いこの時期ですから安価で同等以上の品質が作れるのなら有難いお話です。また持ち運びができるタイプなら、国やマスコミ等の発表による放射線量を鵜呑みにせず、自分たちでも防衛できる様になると思います。
是非とも開発を進めて国民の為に早い時期に安価で手に入る様に開発されることを祈っております。

 



2011年7月 2日

社員とのコミュニケーション

最近ブログが更新できてません。下書きは10件弱あるのですが、まとめる事が出来ず書ききれません。
まとめれない原因はタイトルどおりです。

先日地元で競合会社の社長様とお話をしていました。私は非常に恵まれており、こちらの社長様も大きな器を持っておられるため、競合会社の私にも様々なアドバイスを頂けます。そこでES(社員満足度)のお話になり、こちらの社長様も同じ悩みを持っておられました。また同社長は最近現場に出て、現場チームと同じ作業をし、少しでも同じ時間、同じ空間ですごし、本音を引き出そうと考えてらっしゃるそうです。
また弊社と共通点が非常に多く、こちらも家業から企業への転換期で1年程前に工場を新設したため社員数が急増し社内メンバーがぎくしゃくしてそのことが最近表面化してきたそうです。ただ昔のように社長が現場に出て指揮をとると、若手の育成に繋がらなくなるので、あくまでも作業員として現場に出られているとの事でした。

恥ずかしながらそんな矢先、社員同士でトラブルがあり、もう少しで大ゲンカになりそうな事態が現場で起きました。当事者や第3者に話を聞いていると作業効率とリーダーシップに関する不満が、部下から上司に向けて怒りが爆発したのです。
双方とも不満がたまっていたため素直に聞く耳を持てなくなっていた事、また私のコミュニケーション不足が最大の原因だと思います。
それ以降現場社員の作業効率、リーダーシップを現場で確認、指導しようと思い最近は作業員として現場に出ています。その中でショックだった事は現場同士の助け合いの行動が一切なく、自分以外の持ち場は一切無関心だった事です。助け合い、感謝の気持ちと言う事を日々唱えてきたのですが一切伝わってなく、利他的な心を持ててない事が分かりました。
社員同士が利他的な助け合う気持ちがないため、その気持ちが外に向くことはあり得ません。お客様が持ち込みに来られた時も誰一人手伝おうという行動はありませんでした。本当にショックでした。

弊社はこれから繁忙期に突入するため、さらに現場社員さんは余裕がなくなり、様々なミス、トラブルが出てくるだろうと考えております。時間が許す場合はしっかりと現場に出て社員全体の手本となる様に、創業者が現場で頑張っていた頃のように社員全体が助け合いの心を持ちアットホームな会社の雰囲気を取り戻せるようにしていきたいと思います。

またそれ以外にも原因はあるのですが、愚痴になってしまうのでここではやめときます(笑)
大先輩の社長様方、お時間のある時にでも相談に乗ってくださいね。